熊本市電

熊本市電の 車両

熊本市電の想い出

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熊本城を
背に
通町筋 '89.10

ラッシュ時の
連接車
通町筋 '89.10

2系統と3系統の
南の終点
健軍町 '89.10

8800型は
当時の最新型
'89.10

       

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熊本市電でも1960年代から70年代の始めには、他都市の公営路面電車と同様に路線の廃止が相次いだ時期があります。1系統から7系統まであった路線は、今では2系統と3系統の2本を残すだけになっています。

その後、1970年代半ばの石油ショックで、一転して存続の方向が打ち出されます。それ以後の熊本市電は、我が国の路面電車の先駆者といえる新しい技術を次々と導入していきます。

路線の存続が決まった1970年代後半には、サービスの改善を目指して、在来車の改造で路面電車初の冷房車が登場します。

1980年代にはいると、インバータによるVVVF制御の電車が導入されます。ここに写真のある1980年代末には、VVVF制御の第二世代の8800型も登場しています。

さらに1990年代後半には、ヨーロッパの技術による全低床車が走り始め、その後も増備車が次々とが導入されます。

大半が熊本市電のオリジナル車ですが、5000型連接車だけは西鉄福岡市内線の中古車です。ここにある写真では、その収容力を活かしてラッシュ時の臨時系統に入っていますが、ヨーロッパの全低床連接車が増えた今でも3編成が福岡時代のままの姿で残っているいるそうです。

一方では、路線の延長計画も発表されましたが、採算面から再検討の結果、とりあえず計画は見送りとなっているようです。

均一運賃の場合、路線を延長しても経費増だけで大幅な収入増は見込めませんが、熊本市電の場合は函館市電等と同様に区間運賃を採用しており、路線延長に対応しやすい環境にあると思われます。

公営の元気な路面電車、熊本市電の益々の発展を期待するものです。

2007/04記

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