亀山機関区

亀山機関区の車両

亀山機関区の想い出

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機関区に憩う蒸機
C57145ほか
'68.10 亀山機関区

機関庫に並ぶ
C57とC58
'68.10 亀山機関区

集煙装置付きの
C577
'68.10 亀山機関区

集煙装置付きの
C5726
'68.10 亀山機関区

C59に似た4次型
C57198
'68.10 亀山機関区

         

名古屋に向かう準備
C5783
'68.10 亀山機関区

門鉄デフを装備した
C5783
'68.10 亀山機関区

貨物列車と加太越え
はD51が担当
'68.10 亀山機関区

構内の入れ替えは
はC50が担当
'68.10 亀山機関区

DF50の事故車が
留置されていた
'68.10 亀山機関区

         

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ここに写真のある1968年は、南紀方面へのバイパス線として伊勢線(現在の伊勢鉄道)が開通する5年前のことです。関西本線から紀勢本線 方面へ向かう列車は全て亀山を通り、参宮線も含め、名古屋方面からの列車は全て亀山で方向転換して多気方面に向かっていました。

亀山では機関車の付け替えも多く、駅に隣接して機関区が設置されており、毎日多くの蒸気機関車が煙をあげていました。そんな亀山機関区を訪問したのは、加太での撮影を終えた 、ある秋の日の夕暮れ時です。

関西本線の名古屋−亀山間や、多気から分岐する参宮線は平坦な路線で、旅客列車はC57が牽引していましたが、概ね標準装備の機関車が使用されていました。

一方、関西本線の亀山から先には加太越えの峠がひかえており、草津線に直通する旅客列車はC58やD51が単機で牽引していましたが、D51が牽く多くの貨物列車には、亀山から後部補機が付き、2両で急勾配に挑んでいました。また、長い加太トンネルがあり、ここを通るD51は集煙装置や重油併燃装置などの山岳装備をしていました。

紀勢本線は紀伊半島に沿って海岸沿いを通っていますが地形が険しく、勾配やトンネルが連続する区間もあり、亀山機関区のC57は重油併燃装置を装備するため、ドームの後ろに重油タンクを乗せており、スマートな車体には似合わない煙突に集煙装置を装備した機関車もいます。

その中で、C577号機は4年後の1972年の鉄道記念日に、鉄道100年を記念して新橋−桜木町(汐留−東横浜)間に運転された列車を牽引しています。国電の蒲田駅で遭遇しましたが、残念ながら写真には残っていません。

一方、関西本線の列車を牽引して亀山までやってくる、赤いナンバープレートがおしゃれな名古屋機関区のC57はオリジナルに近い軽装備で、九州から転入したのでしょうか、C5787号機には門鉄デフがよく似合っていました。

機関区内や亀山駅構内の入れ替えには、黙々と働くC50型蒸気機関車ぼ姿がありました。

関西本線や紀勢本線の優等列車は東京−湊町・勝浦間の寝台急行“大和・那智”以外はキハ55系や58系のディーゼルカーによる急行で、普通列車も過半数はディーゼルカーによるものでした。

紀勢本線の一部の列車はDF50型電気式ディーゼル機関車が使われており、亀山機関区にも出入りしていました。

機関庫の裏で、事故で前面を大破したDF5032号機を見つけてしまいました。今なら青いビニールシートに覆われているのでしょうが、当時はそのままのかたちで留置されていました。このDF5032号機は幸いなことに修復され、蒸気機関車が去ったあとも1980年まで活躍したそうです。

2007/1記

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