一畑電鉄 |
北松江に停車中の |
ワンマン電車 |
1927年電化当時からの |
もと西武クモハ551型 |
一畑電鉄に初めて乗ったのは1971年の夏休み、山陰地方の国鉄線や国鉄バスが乗り放題の山陰均一周遊券(もう廃止されましたが後の山陰ワイド周遊券)を使っての旅行中、 松江で宿泊したユースホステルが北松江(今の松江しんじ湖温泉)駅から電車で1駅のところにあったからです。宿に泊まる目的のためだけに、一畑電鉄で1駅往復したのですが、当時の写真を探してみても、北松江駅の外からのスナップ1枚しか見つかりません。
一畑電鉄では、オレンジ色に白帯の電車はドアが手動です。写真に映っているのが2扉ですから、昭和初期の電化当時のデハ1型(3扉) かまたは荷物車合造のデハニ50型の扉を埋めて2扉クロスシート化したデハ21型でしょう。クリームに青帯の電車は自動扉です。 クロスシートを備えた60型(初代)、戦前の西武の電車と思われます。
次に一畑電鉄を訪れたのは、19年後の1990年のことです。廃止を控えた大社線に乗ったあと、出雲大社には立ち寄らず、その手前にある出雲大社前駅 から電車に乗りました。一畑電鉄大社線では、松江温泉−出雲市間の本線と接続する川跡までの間を、ワンマン化されたデハ3が1両で往復していました。
川跡で乗り換えた本線の出雲市行きは、もと西武のモハ90型。まだ、一畑電鉄の全車が釣掛モータ、非冷房の時代です。
2004/01記